「生活費がかからないから、リゾバなら貯金も余裕でしょ!」
そんな期待を胸に始めたのに、気づけば貯金ゼロ…。
実はこれ、よくある話です。
本来、リゾートバイトは寮費・食費無料など支出を抑えやすく、貯金に向いている働き方。
しかし現実には、思ったようにお金が残らない人も少なくありません。
なぜそんなことが起こるのか?この記事では、お金が貯まらない人の共通点と、今すぐできる改善策をわかりやすく解説します!
本来、リゾートバイトはお金が貯まりやすい働き方

リゾートバイトは、もともと「お金が貯まりやすい働き方」として人気があります。
その理由は、寮費・光熱費・食費が無料または格安の求人が多く、生活費をほとんどかけずに働けるからです。
たとえば、家賃や食費を合わせて月10万円以上かかる一人暮らしと比べると、その分丸ごと貯金に回すことができます。
さらに、時給1,200円以上の求人も多く、フルタイム+残業で月25万円以上の収入を得る人もいます。
短期間でしっかり稼げるうえ、出費が抑えられるため、環境としては貯金向きと言えるでしょう。
にもかかわらず「なぜか貯まらない」という声があるのは、別の理由があるのです。
【リゾバでお金が貯まらない原因1】生活習慣の乱れが支出を増やす
リゾートバイト中にお金が貯まらない人の多くは、日々の行動パターンに原因があります。
・出費の感覚がゆるくなる
・ストレス発散が「買い物や飲酒」に向かう
特に、生活習慣の乱れやストレスによって“無意識の出費”が増えているケースは非常に多く、自覚しないまま浪費してしまうこともあるのです。
出費の感覚がゆるくなる
リゾートバイト中は「家賃もかからないし、多少使っても大丈夫」という油断から、出費の感覚がゆるみがちです。
とくに、寮生活でのちょっとしたご褒美としてコンビニに立ち寄ったり、スマホで気軽にネットショッピングをしたりと、1回1回は少額でも、積み重なれば月数万円に達することもあります。
また、レジャー施設や売店が近くにある勤務先では、ふと立ち寄ったつもりが“気づかぬうちに散財”という事態に。
生活費が抑えられる環境だからこそ、逆に「使っていいお金が多い」と錯覚しやすいのです。
気づかない出費を防ぐには、日ごとの予算管理や簡単な家計簿アプリなどで支出の可視化を習慣づけることが重要です。
ストレス発散が「買い物や飲酒」に向かう
初めての土地、慣れない仕事、人間関係――リゾートバイトは非日常の体験ができる反面、環境の変化にストレスを感じる人も少なくありません。
そして、そのストレスのはけ口を“お金のかかるもの”に求めてしまう人が多く見られます。
たとえば「今日は疲れたからコンビニスイーツを」「ムカついたから缶ビールを」「ネット通販で気分転換しよう」といった行動は、一度始めると習慣化しやすく、いつの間にか支出が増えているケースも。
重要なのは、金銭を使わないリフレッシュ方法を見つけることです。
近所を散歩する、温泉に入る、日記を書く、無料動画を観るなど、“ゼロ円で満たせる選択肢”を持つことが、貯金成功へのカギとなります。
【リゾバでお金が貯まらない原因2】求人選びの時点で失敗している
リゾートバイトは「どの求人を選ぶか」によって、収入も貯金額も大きく変わります。
しかし、時給や勤務条件をしっかり確認せずに雰囲気や場所だけで選んでしまうと、思ったように稼げず、貯金どころか生活費でギリギリになることも。
お金を貯めたいなら、求人選びの段階での情報収集と比較が不可欠です。
・低時給・閑散期・短時間勤務
・求人内容をよく見ていない
低時給・閑散期・短時間勤務
リゾートバイトの求人には、時給や勤務時間に大きな差があります。
たとえば、同じ「旅館スタッフ」でも、時給が1,000円と1,400円では月の収入に数万円の差が出ることも。
また、観光地の閑散期に働くと、勤務日数が少なくなったり、1日あたりのシフト時間が短くなったりするため、思っていたよりも稼げないケースが多発します。
とくに「のんびりできそう」という理由で閑散期を選ぶと、結果的に時間はあっても給料が少なく、ストレスになることも。
求人選びの際は、時給だけでなく、繁忙期かどうか、残業の有無、最低保証時間なども必ずチェックし、収入の見込みを具体的にイメージしておくことが重要です。
求人内容をよく見ていない
「寮費・食費無料」と書かれていても、その条件には落とし穴がある場合があります。
たとえば「出勤日のみ食事支給」や「朝食はなし」「休日は自費」という条件に気づかずに応募し、結果的に週末の外食で予想外の出費が発生することも。
また、寮費無料といいながら光熱費が別だったり、Wi-Fi環境が有料だったりするケースもあります。
こうした細かい条件を見落とすと、生活費が想定以上にかかり、貯金どころではなくなってしまいます。
求人票はざっと読むだけでなく、派遣会社の担当者に詳細を確認し、不明点は必ず質問する姿勢が大切です。
リゾートバイトでお金が貯まらない人の共通点5選
リゾートバイトでお金が貯まらない人には、ある共通した「行動パターン」や「考え方」があります。
・目標があいまい
・支出管理ができない
・仲間に流されやすい
・「余ったら貯金」で考える
・キャッシュレスで支出が見えづらい
どれも自分では気づきにくいものばかりですが、一つでも当てはまると、いくら条件が良くても貯金は難しくなります。
ここでは、特に多く見られる5つの特徴を紹介します。もし心当たりがあれば、改善のきっかけにしてみてください。
【1】目標があいまい
「なんとなくお金を貯めたい」「いつか留学できたらいいな」。
こうした“あいまいな目標”では、リゾートバイト中にモチベーションが続きません。
具体的な金額や期限がないと、日々の行動もなんとなくになり、出費に対しての意識も甘くなりがちです。
逆に、「3ヶ月で30万円貯めてワーホリに行く」「半年で100万円ためて資格取得に使う」といった明確な目標がある人は、自然と支出をコントロールし、貯金に成功しやすい傾向にあります。
目的がはっきりしていると、遊びや無駄遣いを減らす判断もしやすくなります。
まずは「何のためにリゾートバイトをするのか?」を自分に問い直すことが大切です。
【2】支出管理ができない
月にいくら使っているのか、そもそも把握していない。
これが貯金ができない人の典型です。
「気づいたらお金が減っていた」「口座にいくら残っているか分からない」という状態では、いくら稼いでも貯まりません。
リゾートバイトは現金での支払いが少ないこともあり、使った金額が感覚的に把握しづらいのも一因です。
まずはアプリや手帳などで、1日ごとの出費をざっくり記録する習慣をつけるだけでも、浪費にブレーキがかかります。
支出の内訳が分かると、「無意識の買い食いが多かった」「週末だけで5,000円使っていた」などの“ムダの見える化”ができ、貯金へ一歩近づけます。
【3】仲間に流されやすい
リゾートバイトは仲間と過ごす時間が多く、人間関係が密になりやすい環境です。
そのため、「一緒に飲みに行こう」「買い物行こう」といった誘いを断りにくく、流されて出費してしまうケースが頻繁に起こります。
最初は少額でも、気づけば毎週末イベント三昧で出費が増え、貯金はゼロという人も少なくありません。
断るのが苦手な人や、人に合わせがちな性格の人ほど注意が必要です。
「今月は1万円まで」「飲み会は月2回だけ」など、自分の中で“使っていいライン”を設定しておくと流されにくくなります。
また、周囲に「貯金したいから節約中」と伝えておくことで、無理なく誘いを断りやすくなる工夫も効果的です。
【4】「余ったら貯金」で考える
「毎月の出費が終わってから残ったお金を貯金に回そう」と考える人は、ほぼ確実に貯金に失敗します。
なぜなら、生活の中で“余り”はそう簡単に出ないからです。
日常には予期せぬ出費がつきものですし、「少しだけ贅沢」や「今月は特別」と理由をつけて使ってしまうことも多いもの。
大切なのは、先に貯金額を決めて、それを除いた残りで生活する「先取り貯金」の考え方です。
たとえば、月20万円の収入ならまず5万円を別口座に移し、残り15万円で1ヶ月をやりくりします。
この方法を習慣化すれば、気づかないうちに貯金が積み上がっていきます。
貯める意思があるなら、行動も“先手”を打つことが重要です。
【5】キャッシュレスで支出が見えづらい
最近はリゾートバイト先でも、クレジットカードやスマホ決済が使える施設が増えています。
便利ではあるものの、使った金額が目に見えにくいため、「気づいたら使いすぎていた」という事態になりがちです。
現金であれば財布の厚みで残高を意識できますが、キャッシュレスだと感覚が鈍り、支出に対するコントロール力が下がります。
特に、金銭管理が得意でない人は、あえて支出用の現金を“週ごと”に分けて封筒管理するなど、アナログな方法を併用するのがおすすめです。
どうしてもキャッシュレスを使いたい場合は、使用履歴がすぐ見られるアプリやデビットカードを選び、即時で残高を確認できる環境を整えましょう。
今すぐできる!リゾートバイトでお金がたまらない人の対策
リゾートバイトでお金を貯めるには、「稼ぐこと」以上に「守ること」が重要です。
せっかく高時給でも、浪費すればあっという間に手元から消えてしまいます。
そこでここでは、今日から実践できる3つの具体的な対策を紹介します。
・給料日には“さきどり貯金”
・勤務地の選び方を工夫する
・“使っていい額”を決めておく
どれも難しいことではありませんが、習慣にすることで“貯金体質”が自然と身についていきます。
給料日には“さきどり貯金”
「給料が入ったら、まず先に貯金を分けておく」
この“さきどり貯金”が、リゾバ生活で貯金を成功させる最大のカギです。
多くの人は「余ったら貯金しよう」と考えますが、実際には出費が先行してしまい、ほとんど残らないのが現実です。
そこで、あらかじめ決めた金額(たとえば月収の2〜5割)を、給料日当日に貯金専用口座へ移してしまいましょう。
この口座はキャッシュカードを作らず、簡単には引き出せないようにするとさらに効果的です。
残ったお金で生活をやりくりするクセが身につけば、無理せず自然と貯金が増えていきます。
支出を後から抑えるより、先に“引いておく”方が圧倒的にラクです。
勤務地の選び方を工夫する
貯金を目的とするなら、「勤務地選び」も重要なポイントになります。
観光地や都市部のリゾート地は楽しみが多い反面、誘惑も多く、つい出費がかさみがち。
そこでおすすめなのが、山奥や離島、アクセスが不便なエリアなど“お金を使いにくい場所”をあえて選ぶ方法です。
コンビニや飲食店が近くにない環境では、そもそも出費の機会が少なくなり、結果的にお金が貯まりやすくなります。
また、Wi-Fi環境が限定的な場所を選べば、ネットショッピングの機会も減ってさらに節約効果アップ。
「使わないように我慢する」のではなく、「使う場面がない環境に身を置く」ことが、ストレスの少ない節約のコツです。
“使っていい額”を決めておく
収入が安定しているリゾートバイトでは、あらかじめ「1ヶ月に使っていい金額」を設定しておくことが、貯金の基本となります。
たとえば、月25万円の手取りがあった場合、「15万円を貯金」「5万円で生活費」「5万円は自由に使ってOK」というように、用途ごとに振り分けておくと管理がしやすくなります。
封筒分けや口座分け、家計管理アプリを活用しても良いでしょう。
「何にいくらまで使うか」が明確になっていると、無意識の出費や衝動買いを防ぐことができます。
特に、人付き合いや買い物が多くなりがちなリゾートバイトでは、“使える上限”を自分で明確にしておくことが、貯金への近道になります。

“お金が貯まらないできないリゾートバイト生活”から脱出しよう
リゾートバイトは、本来なら生活費をほとんどかけずに働ける「貯金しやすい働き方」です。
しかし、生活習慣の乱れや求人選びのミス、金銭感覚のゆるみなどが重なると、貯まるはずのお金があっという間に消えてしまいます。
貯金に成功する人たちは、「目標を明確にする」「使う金額をあらかじめ決める」「誘惑の少ない環境を選ぶ」といった、ちょっとした工夫を徹底しています。
つまり、お金が貯まるかどうかは、本人の“行動パターンと習慣”次第です。
今からでも遅くはありません。
今回ご紹介したポイントを参考に、貯金体質にシフトすれば、リゾバ生活があなたの“次のステップ”への確かな足がかりになるはずです。
失敗パターンを繰り返さず、計画的にお金を残せる自分を目指しましょう!